Bless Vision の思い

BlessVisionの思い

「発達障害」という言葉に、実感を伴って初めて出会ったのは、私自身の子育ての中でした。Bless Vision代表・遠藤淑子が、セラピールームを立ち上げるまでにたどってきた道のりと、その根底にある想いを、ここに綴らせていただきます。

地域で出会った「発達障害」という気づき

子育てを通じて見えてきた、子どもと大人の困りごと

私が自分の子どもを育てる中で、地域でさまざまなお子さんやその保護者の方と出会う機会がありました。その中で、子どもにも大人にも、「発達障害」ではないかと思われる方に出会うことが、何度かあったのです。

お子さんの場合は、集団の中になじめない、学習面でつまずくなど、周囲から見てもわかりやすい困りごとを抱えていることが多くありました。一方で、大人の方の場合は、「計算が苦手で家計の管理ができない」「片付けが苦手で、出したものをしまえない」「人の名前や顔が覚えられない」といった生きづらさを抱え、それが原因で子育てがうまくいかなかったり、周囲との関係がぎくしゃくしてしまったりする方を、数多く見てきました。

「どうして…?」から「もしかして…」へ

子どもと大人をつなぐ、発達の視点と支援の必要性

最初は、そうした大人の方を見るたびに、「どうしてそうなるんだろう…」と感じるばかりで、それが発達障害の特性によるものかもしれないという発想は、まったくありませんでした。

けれど、発達に偏りのあるお子さんたちと関わる機会が重なるうちに、ある時ふと気づいたのです。「このお子さんたちが、もし自分の特性に気づかれないまま、支援を受けずに大人になったとしたら」「これまで『どうして…?』と感じていた方々は、実はそうした人たちで、本人も周囲も気づかないまま大人になっているのだとしたら」——子どもから大人へと続く発達の視点が、一本の線としてつながった瞬間でした。

それ以来、私の中に「子どもと大人を両輪で支援する」というビジョンが芽生えました。

50代からの挑戦、心理士としての歩み

心理学的手法から、身体アプローチの学びへ

そうした方々を支援する仕事に就きたいと考え、50代で大学院に入学し、臨床心理士の資格を取得しました。卒業後は、療育の現場で働き続けています。

療育の中では、ABA(応用行動分析)の手法を用いて、延べ1,000時間以上の個別療育に携わってきました。しかしある時、ABAだけではなかなかうまくいかないお子さんは、身体の使い方そのものに課題があるのではないかと気づき、ビジョントレーニング・感覚統合・原始反射統合の理論を学ぶようになりました。

学びを深める中で、腑に落ちることがたくさんありました。ABAの考え方をベースにしながら、ビジョントレーニング・感覚統合・原始反射統合のエクササイズを療育に取り入れると、お子さんたちの変化のスピードが格段に上がることを、目の当たりにしてきたのです。

さらに、「身体を動かしたくても、身体のあちこちが固まっていて、思うように動かせない」お子さんたちに、もっと何かできることはないかと模索する中で出会ったのが、「身体を緩める整体」という手法でした。

整体×心理、枠を越えたセラピーのかたち

心理士としての新たな挑戦と、先人たちの背中

整体を行う心理士は、かなり珍しいのではないかと思います(笑)

けれど世の中には、精神科医でありながら経絡やツボを用いた整体の療法を行っておられる有名な先生もいらっしゃいますし、心理士でありながら鍼灸師、心理士でありながら理学療法士や作業療法士の資格をお持ちの方もいらっしゃいます。

海外に目を向ければ、カイロプラクターが脳神経科学の理論をベースに身体の動きを整えることで脳や神経に刺激を入力し、発達障害・知的障害のあるお子さんたちの発達を促すセラピーを行うことも、決して珍しくありません。

心の専門家が身体を整える療法を用い、身体の専門家が脳や発達、認知に関わるセラピーを行う——心と身体、どちらのアプローチがより優れているかを議論する前に、目の前のクライエントを何とか良くしたいと願い、最適なアプローチを届けようとする姿勢は、支援する者として当たり前のことだと、私は思うのです。

そして、人間の身体は何か一つが独立して機能しているのではなく、さまざまな器官が相互に作用しながら動いています。そう考えると、こうした支援の手法は、実はとても理にかなったものだといえます。

そのように地道に取り組んでこられた先人の方々の足跡や実績が、私が整体を組み合わせたセラピーを行う、大きな後押しになりました。

心(認知)を整えるには、まず身体から

すべての人に届けたい、支援のかたち

「気持ちや行動の問題を、認知や考え方の面からどうにか修正しようとするよりも、まず身体を整えてあげたほうが、よっぽど早い」

これは、療育の現場に携わってきた中で、私が強く感じてきたことです。

「心と身体はつながっている」ということは、さまざまな研究によってすでにわかっています。それにもかかわらず、世の中の多くの考え方は、「ちゃんとしなさい」「がまんしなさい」「がんばりなさい」と、力ずくで心(気持ち)を修正しようとする手法に偏りがちです。そうすればするほど、子どもたちはとてもつらい思いをします。そして、そう言わざるを得なくなっている大人もまた、同時につらい思いをしているのではないでしょうか。

身体を整えれば、
心(認知)が整う

どうか、1人でも多くの方に、その支援を届けさせていただきたいと思っています。

もし、お子さんやご自身の「生きづらさ」に心当たりがあり、少しでもお力になれることがあればと思っています。Bless Visionでは、お子さんとその保護者さまへの個別療育支援はもちろん、大人の方向けのセラピーもご用意しています。まずはお気軽にお問い合わせください。